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ニュース・フラッシュ

2007年4月18日 シドニー 永井正博

豪州・Olympic Dam鉱山のキャンプ地で、3kgの酸化ウラン見つかる

 地元紙等によるとBHP Billitonは、4月17日、合計3kgの酸化ウラン(U3O8)が入ったびん10個が、Olympic Dam鉱山の居住設備があるOlympic Dam Villageで見つかったことを西オーストラリア州政府と連邦政府当局に報告した。
 酸化ウランのサンプルは、アメリカの原子力施設のあるHoneywellに送られていたもので、Olympic Dam鉱山に戻されたもの。返還の過程でいつサンプルが紛失したか、事件が組織的な窃盗によるものか、BHP側のミスによるものかは定かではない。BHP Billitonは、サンプルは健康被害を引き起こすものではなく、放射能は自然界のレベルに近いと述べている。
 オーストラリア国立大学(ANU)戦略防衛研究センターのRon Huisken氏は、この事件は、ウランの安全管理者としてのオーストラリアの名声に傷をつけるものだと述べた。 環境団体のAustralian Conservation Foundation:ACF(オーストラリア保護基金)は、オーストラリアが、核兵器へのウラン供給をやめていない中国が保証することに依存して、ウランを売却することの有効性に疑いを投げかけるとし、自分の鉱山での放射能物質の輸送を管理できない会社が、その物質を世界中に広めるのは疑問であると述べた。
 Olympic Dam Villageで見つかった酸化ウランのサンプルは、犯罪調査のため警察によって安全な場所に保管されている。オーストラリアセーフガードと核不拡散オフィスは、BHP Billitonにすべてのサンプル保管について徹底的検査を要求した。

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