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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年5月3日 シドニー 永井正博

豪州・西オーストラリア州Esperanceの鉛汚染問題、州政府議会の調査開始

 地元紙等によると、西オーストラリア州Esperanceで、4,000羽以上の鳥が死に、13名の住民の血液中の鉛濃度がWHOの基準値をオーバーしていた鉛汚染の問題で、西オーストラリア州議会に委員会が設置され、4月30日調査が開始された。
 調査項目は、(1) なぜ、Magellan Metals社の炭酸鉛の輸送と輸出がペレットでなく粉末で行われたのか。(2) 環境保護省(Department of Environment and Conservation: DEC)の港湾施設への調査はいかに実施されたのか。(3) ライセンスのレビューの際、検査官が鉛の貯鉱設備に入らずに、なぜライセンスが更新されたのか。(4) DECが行っている大気中の鉛レベルがモニタリングされているにもかかわらず、なぜ2005年5月から2007年3月まで、鉛の取り扱いを止めるべきという警告がなされなかったのか等である。
 政府の記録を入手した地元紙のThe Australianは、鉱山における環境と健康安全の違反が西オーストラリア州政府には、鉱山がフル操業になり鉛を輸出する2年前の2004年9月から知られていたと指摘している。
 ヒアリング調査によって、港湾当局によりMagella社が、2005年7月の最初の船積みの前に、ペレット形状で鉛を供給することには失敗したと言われたことが明らかにされた。計画上では、鉛はダスト低減のため、10mmの湿潤なボール形状で輸出するとされていたが、Magellan社のPatrick Scott社長は、会社は当初ボールの形状で輸出するはずであったが、Wiluna鉱山からEsperance港までの900kmの輸送で壊れてしまったと述べている。

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