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ニュース・フラッシュ

2007年5月8日 バンクーバー 武富義和

米国・アルミ大手Alcoa社、カナダ・Alcan社の敵対的買収を提案

 ニューヨークベースのAlcoa社は、カナダのAlcan社を、同社の一株に対し58.60$/株(キャッシュ)+Alcoa社一般株0.4108株で買収することを発表した。これはニューヨーク証券市場における5月4日のAlcan社の終値の20%増し、向こう30日間のAlcan社の平均終値の32%増しとなっており、330億US$に相当する。
 Alcoa社のCEO兼会長のAlain Belda氏は、Alcan社とは2年近く話し合いをしてきたが、2006年11月に決裂したと話している。同氏は、合併により、急激な業界の変化に対応できるよう、規模、コスト構造の面で強い会社を創造することを考えており、Alcan社の役員会の支援を引き寄せたいとの希望があることを付け加えている。
 一方、Alcan社の役員会は、提案内容と、株主、その他の権益保有者への影響について検討すると述べている。
 Alcoa社は1902年にAlcan社を設立し、1928年には独立会社として分離したが、1951年まではAlcanの大株主であった。
 Alcan社は、ジョイントベンチャーも含めると61の国・地域で68千人の労働者が従事しており、2006年の売上は236億$であった。
 両社が合併すれば、2006年ベースでは、売上540億US$、税引き前利益95億US$、従業員188千人を擁し、6か国に46の製錬所を持ち、67か国で事業展開を行う企業となる。

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