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ニュース・フラッシュ

2007年5月15日 サンティアゴ 中山 健

ブラジル・連邦政府環境省再生可能天然資源・環境院を分割し、環境行政強化

 4月26日付け地元紙等によると、ブラジル連邦政府は再生可能天然資源・環境院(Ibama)から2つの新たな組織を独立させると報道した。再生可能天然資源・環境院は従来どおり環境省の一部として従来の環境行政を行うが、新たな組織のうちの一つは許認可および監督、他の1つは環境保護区の監視を行うことになる。また再生可能天然資源・環境院から野生生物および自然保護区の監理業務をブラジル生物多様性維持研究所に移管するほか再生可能天然資源・環境院に新たに国内監視部門を設置する。これらの機構改革は、環境省の機構改革の一環としてブラジル国家環境委員会(CONAMA)と環境大臣の合意のもとに発表された。
  環境NGOはかねてから許認可部門を他部門から分割すべきと主張しており、再生可能天然資源・環境院には未だ多くの改善すべきところがあるが、地元グリーンピース責任者は許認可業務と監督業務が正当に実施される限り歓迎するとコメントしている。環境大臣は、「なぜ国民はブラジルにとって重要なインフラストラクチャープロジェクトを規則を無視してまで実施出来ると思うのか理解できない。」とこれまでの環境行政の改革の必要性を語っている。なお再生可能天然資源・環境院は新たに100人以上の技術者を雇用してオンライン許認可システムを導入するなどの組織改革を開始して既に4年が経過している。

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