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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル 鉄鉱石
2007年5月22日 サンティアゴ 中山 健

ブラジル・Yamana Goldsya社(加)、Chapada銅・金鉱山の黄鉄鉱から硫酸生産を計画

 5月17日カナダのジュニアカンパニーであるYamana Gold社は、ブラジル・ゴイアス州で2007年1月から操業を開始したChapada銅・金鉱山の金・銅の実収率向上を目的とした「Pyrite Project」に関する予察的調査結果を公表した。それによると、尾鉱から回収した黄鉄鉱精鉱から硫酸とともに金、銅の回収が可能であり、更に年産約580,000tの黄鉄鉱精鉱から560,000tの硫酸の生産が可能であると報告されている。現在把握されている鉱量から、鉱山操業期間中に硫酸10.6百万t、金320,000oz、銅42,638tの回収が可能とされている。黄鉄鉱から年産558,000tの硫酸、16,900ozの金、4.96百万lbの銅を回収するプラントの建設コストは195百万US$と見積もられており、またプラントの操業コストは7.9百万US$になるものと見積もられている。
 Yamana Gold社はChapada鉱山の周辺で硫酸のマーケットとしてニッケル鉱床開発プロジェクトや肥料製造のニーズがあることを確認している。すでにFSを終了しているが、エンドユーザーに黄鉄鉱を販売するメリットを再評価することになると発表している。エンドユーザーが黄鉄鉱を購入し硫酸を生産すれば、投資額の節約になり、収益率が更に魅力的になると同社はコメントしている。Carajas地域のVermelhoニッケル鉱床では高圧酸抽出法でニッケルを回収することになっておりCVRDは硫酸の原料となる黄鉄鉱を870km離れたSáo Luís港から貨車で運搬することを計画している。このようにブラジル内陸部でのラテライトニッケル鉱床開発に近隣から硫酸の原料となる黄鉄鉱が供給されることになると、ニッケル鉱床の開発が加速化されることにもなる。

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