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ニュース・フラッシュ

2007年6月5日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・CODELCOの全請負企業の従業員2万8千人が待遇改善を求め労働者連合結成

 地元各紙の報道によると、CODELCOの全請負企業の従業員2万8千人が銅産業労働者連合(Confederacion de Trabjadores del Cobre)の結成を宣言して、共同でCODELCOに待遇改善を求める要求を行うこととなった。
 請負従業員は以前からCODELCOに対し待遇の改善と銅価格高による一時金の支払いその他の要求を行い、散発的に小規模のストライキを行なってきた。これに対し、CODELCO側はCODELCO組織法の規定に違反するため請負従業員に特別一時金を支払うことは出来ないと一貫して拒否していた。
 要求が受入れられないのに業を煮やした請負従業員側は、CODELCOの全請負会社の従業員が結束して労働者連合を結成することを決めた。6月6日に銅産業労働者連合の結成総会を開き、CODELCOに(1) 直轄従業員と請負従業員との間の待遇差を無くすこと、(2) 請負企業の従業員に特別一時金を支払うこと、(3) 請負法の法規遵守を監督するシステムを作ること、の3項目からなる要求書を提出することを決めた。
 こうした状況下、事態を重く見たAndrade労働大臣が仲介に乗り出し、CODELCOが請負企業、請負従業員との協議を行うことに同意した。
 銅産業労働者連合のコーディネーターは、「話し合いが順調に進まない場合は6月6、7、8日に開催する総会で、CODELCO全事業所の請負従業員2万8千人が一斉にストを決行することに同意を求め、採決をとる」と語っている。
 一方で、こうしたCODELCOの請負従業員の動きにEscondida、Collahuasi、Pelambres等の民間鉱山会社の請負企業の従業員が呼応して、合同で総勢7~8万人の請負企業従業員労働組合総連合を結成する動きも出始めている。企業側では、このような巨大な労働組合が出現すると、強力な資金援助が得られ、ストライキが長期化する恐れがあると懸念を示している。

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