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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年6月6日 リマ 西川信康

ペルー・世銀、ペルーの環境対策に警告

 業界紙等によると、ペルーの環境問題を分析した世銀は、同国の環境問題への対策には国内総生産の3.9%にあたる82億ソーレス(約25億$)が必要であるにもかかわらず、ペルー政府が同対策に充てているのはGDPの0.6%にすぎないと指摘した。また、世銀は、近年ペルーでは環境関連の法整備など環境保全に関する取り組みは大きく前進したと評価しつつ、法律の遵守を監視する第三者機関や、優先的に取り組むべき環境被害の順位付け、環境対策費用などが不足していることを指摘した。
 報告書「ペルー環境問題分析:持続的発展への挑戦」によれば、ペルーの環境問題には対策費用の高い順に、給水問題、保健衛生問題、都市部の大気汚染、自然破壊、鉛汚染、農地汚染などが存在している。
 なお、環境問題に関連して近年最も批判を受けている鉱業について、同報告書では「鉱業はペルーの外貨獲得の60%をもたらしているが、有害物質の不適切な廃棄などによる環境汚染などマイナスの側面が存在している」とし、現行の鉱業活動や休廃止鉱山などを原因とする環境被害を解決するよう求めている。

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