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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2007年7月20日 シドニー 永井正博

豪州・西オーストラリア州、鉄鉱山インフラストラクチャー建設を巡る競争激化か

 西オーストラリア州のMid West地域の鉄鉱山のインフラストラクチャー建設を巡って、西オーストラリア州政府が既存協定書を破棄しようとしていることから、今後、複数企業が参加し、企業間の競争が激しくなる可能性がある。
 Midwest Corporation Ltd.(本社パース、以下Midwest社)は、Mid West地域のWeld Range鉄鉱山開発を計画しているが、7月12日に、州政府Eric Ripper財務相から、1973年に州政府とMidwest社が締結した「Iron Ore(Murchison)Authorisation Agreement 1973(鉄鉱床許可協定書1973)」を破棄すべきという意向表明のレターを受け取った。
 Ripper財務相は、Midwest社にインフラ建設の権利を与えた協定書を見直し、インフラストラクチャー建設に関して、他の企業が参加できるようにすべきという意向を表明している。
 これに対して、Midwest社の社長Bryan Oliver氏は、Midwest社としては、Weld Rangeと他の鉄鉱山のために、500km鉄道網とOkajeeにおける港湾の開発を提案しており、協定は、鉄道と港湾の建設を許可したもので現在も有効で全面的に効力を有すると信じていると述べた。
 Midwest社は、中国Sinosteel社とJVでWeld Range鉄鉱山の開発を計画しており、以前は、Murchinson Metals Ltd.(本社パース、以下Murchison社)とインフラストラクチャー建設の交渉をしていたが、2007年の6月に中国輸出入銀行の支援を受けたYilgarnグループと契約することで袂を分けた。現在、Murchison社は、同じMidwest地域のJack Hills鉱山の開発のために三菱商事(日)、Posco社(韓)、Toll Holdings(豪)とコンソーシアムを組んでいる。

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