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ニュース・フラッシュ

2007年7月31日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・CODELCO、下請け従業員のストライキによる損失が1億US$を超える

 CIDELCO下請け従業員のストライキは発生後1か月以上経過した現在も解決の見通しがたっていないが、地元紙等の報道によると、このストライキによりCODELCOが被った損失額は1億US$を超えた。
 CODELCOは、7月23日、銅産業労働者総同盟(CTC)に対し、生産性の向上に寄与した場合、請負従業員もボーナスを受けられるようにするため請負業務の入札を変更すること、2007年分として450,000ペソ/人の一時金を支給することを提示した。これに対し、一部の下請け従業員(総員28,000人の内の10,000人)はこれを受け入れ、同日、CODELCOと協定を締結したが、CTCの指導者はこの提案に拒否回答を行い、ストライキ運動を強化することを宣言した。
 その後、Andina、El Teniente事業所の道路封鎖やCODELCO直轄従業員の通勤阻止のための車両焼き討ち、El Teniente-Ventanas鉄道線路の破壊等の過激な運動が続いたため、7月26日、CODELCOのArellano総裁は、El TenienteとAndina事業所について、労働者の安全が確保できるまでの間、操業を停止した。
 地元新聞は、CODELCOがこのストライキにより受けた損失は、銅の生産減と生産設備や通勤バスの破壊による物質的損失を加え、総額80百万US$に達すると発表している。これにCODELCOが提示している450,000ペソの一時金支給を28,000人全員に支給した場合の費用25百万$を加えると、損失額は1億$を超えることとなる。
 なお、7月26日、Arellano総裁はEl Teniente事業所の操業停止は1日当たり9百万$の収入減になると述べている。

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