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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年7月31日 バンクーバー 武富義和

カナダ・ユーコン準州・Minto銅-金鉱山、精鉱出荷開始、フル生産は港湾施設改修後

 カナダのベンチャー企業であるSherwood社のMinto鉱山は、2007年7月16日に銅-金精鉱の初出荷を行った。現時点ではトラックによる陸送であるが、本格的生産には、米国アラスカ州に位置するSkagway港を使うことになる。
 Skagway港の鉱石積み出し関係施設は現在建設中であり、9月には5,000tの精鉱積み出し用シップローダーが完成する。貯鉱施設は10月、全体としては2007年末に完成予定となっている。
 この改修はアラスカ州政府の外郭団体であるAlaska Industrial Development and Export Authority(AIDEA)が実施主体となっており、FS、エンジニアリング費用を含む港湾改修に要する建設資金9.9百万US$は、Sherwood社の子会社Minto Exploration社が、使用料という形で7年間にわたり、年7%の金利を含め支払うことになる。なお、他に港湾利用者が出てくればMinto Exploration社の負担は軽減されることになる。
 このような方式は鉱業を促進する観点から、アラスカRed Dog鉱山の積み出し施設でも採用されている。しかしながら、今回のように、カナダ企業がカナダ国内で生産した鉱石出荷をアラスカ州の積み出し港から行う場合、当該港湾施設整備をアラスカ州の政府系機関が支援するというのは興味ある事例だと思われる。
 Minto鉱山は、フル生産時には年約6万tの銅-金精鉱の生産を行う。

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