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ニュース・フラッシュ

2007年7月31日 バンクーバー 武富義和

カナダ・Harper首相、チリ環境団体から批判を浴びる

 カナダ・Harper首相は、先般のチリ訪問の際、Barrick Gold社がチリ、アルゼンチン国境で推進しているPascua Lama金-銀プロジェクトの説明を聞き、法令に準拠して責任を果たしており満足しているとのコメントを発表している。しかしながら、Harper首相は、このプロジェクト推進に反対する環境団体からは痛烈な批判を浴びている。
 この鉱山開発は標高4,500mのアンデス山脈の中で行われることから、アンデス氷河、飲料水への影響が危惧されており、地元の農家から反対されている。これに対し、Barrick Goldは、いろいろな意見を聞きながら進めているとしている。また、チリのスポークスマンRodrigo氏はカナダのレポーターに対し、批判の多くは少数の職業活動家により行われており、その対象は鉱業、ガス開発に限らず、どのような開発に対してもすべからく反対していると述べている。
 Pascua Lamaプロジェクトは2010年から操業開始予定で、建設費23-24億US$、23年の鉱山寿命を計画しており、当初5か年の生産量は金750~775千oz/年、銀35百万oz/年、平均生産量は金600千oz、銀23百万ozであり、現在、建設に向けての最終環境許可の審査段階にある。

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