閉じる

ニュース・フラッシュ

2007年8月27日 ロンドン 高橋健一

南アフリカ政府、増大する国内電力需要への対応等のためウラン資源開発への政府介入も検討

 各社報道によれば、南アフリカの原子力発電拡大政策において、国内のウラン資源開発に政府が介入することも検討していると、南アフリカ鉱物エネルギー省原子力局幹部が明らかにした。南アフリカ政府は、拡大する国内電力需要に対応するため、国内のウラン資源を活用し、原子力による電力供給比率を、現在の6%から今後15%に引き上げる計画を、今月発表しているが、現状では、政府がウラン資源を確保するための方策がなく、大部分が輸出されているウラン資源について、必要ならば市場に介入し、国内用に確保する方策も検討しているとしている。また、南アの原子力発電拡大計画は、同国電力公社(Necsa)が中心となり今後進められるとし、現在休止中となっている濃縮施設の再稼動などを含め、2011年までに投資額約90百万US$の計画を持つが、世界的に拡大基調にある原子力発電需要において、この政府介入政策により、輸出品をウラン資源から濃縮ウランにシフトさせ、同市場におけるウラン生産国として南アの地位向上を図る狙いもあるものとしている。

ページトップへ