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ニュース・フラッシュ

2007年8月28日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・鉱山業界の発電所建設計画の現状

 8月20日付け地元紙等は、CODELCOとBHP Billitonが発電所建設計画の入札手続きを開始しており、その投資額は合計20億US$に昇ると報道した。
 チリにEscondida鉱山、Spence鉱山、Cerro Colorado鉱山を保有するBHP Billiton社はKelar発電所建設計画を入札に出す予定であるが、8月13日少なくとも3社がこれに応札する意向を示したと発表した。現在、応札の意向を示しているのはNorgener社、Suez社とオーストラリアの会社であるが、入札に参加を希望する会社が更に増える可能性がある。Kelarは石炭またはコークスによる発電能力500MWの火力発電所でAntofagasta州Mejillones港の工業地帯に建設を計画している。
 一方、CODELCOは12億US$を投じてFarellones火力発電所を建設する計画であるが、既にその入札要綱の引渡しを行なっている。Farellones火力発電所はCoquimbo州Totoralillo Norte地区に建設が予定されており、発電能力は700MWで2013年より操業を開始する見込みである。この発電所が完成すれば、CODELCOは中部地方電力連結システム(SIC)を通じてSalvador、Andina及びEl Tenienteの3事業所に電力を供給することが可能となる。
 BHP Billiton、CODELCOとも、これら新規発電所の建設に当たり、設計、建設用地及び環境許可の取得を自社で行い、それ以降のプロセスを電力会社に委託する新方式を採用している。なお、現在Anglo American社がLos Bronces鉱山の拡張に必要な電力を賄うため発電所の建設を計画している他、Antofagasta Minerals社もEsperanzaプロジェクト用に発電所を建設する計画であり、両社共、BHP Billiton/CODELCO方式を採用する見込みである。

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