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ニュース・フラッシュ

2007年8月28日 バンクーバー 宮武修一

カナダ・オンタリオ証券委員会、元Bre-X主席地質技師の上告を断念

 オンタリオ証券委員会は、元Bre-Xの副社長兼主席地質技師John Felderhof氏に対し、オンタリオ州地裁が言い渡した無罪判決を巡り、これ以上の上告は行わないとする判断を固めた。オンタリオ証券委員会は、控訴見送りの理由を明らかにしていない。
 Bre-X事件はカナダ最大かつマイニング業界最大の証券詐欺事件であり、当時カルガリーベースの同社はインドネシア・Busanプロジェクトおいて金量3,000tの金鉱床を発見したと虚偽報告、投資家から60億C$におよぶ資金を集め、経営陣の一人であるFelderhof氏は8,400万C$に上る保有自社株を売り抜けていた。問題となったニュースリリースは4通であるが、この虚偽報告に関しFelderhof氏の不当な関与があったかどうかについては証拠不十分とし、先の7月31日にオンタリオ州地裁は無罪判決を言い渡し、関係者に驚きを与えていた。Bre-X事件に関するキーパーソンのうち、生存するのはFelderhof氏のみ。探査マネージャのMichael de Guzman氏は事件発覚の直後ヘリコプターから墜落死、創業者でトップのDavid Walsh氏はその一年後、心不全により亡くなっている。

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