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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年9月3日 バンクーバー 宮武修一  2007. 9. 3 バンクーバー 室井エリサ

カナダ・Southwestern Resources社、中国・金プロジェクトの鉱量誤認問題への対応

バンクーバーベースのSouthwestern Resources社は、2007年8月27日、中国・Boka金プロジェクトの鉱量評価の誤りについて、その対応を発表した。鉱量の大幅な減少を報告した7月19日以前の全ての企業報告を撤回し、新たな調査団を現地に派遣しこの問題の原因を究明するほか、公正な第三者と共に鉱量評価を再度実施し、カナダの情報公開基準NI43-101に従った鉱量を8週間後に報告する。また同社は6月に突然辞任した共同設立者で地質技師の元CEO、John Paterson氏をブリティッシュコロンビア州裁判所に提訴、これにより同社が被る被害額および同氏が自社株式の売却から得た利益について払い戻しを求める。 BokaプロジェクトはプレFS段階にある中国雲南省の金プロジェクトで、Southwestern社の中心的な資産のひとつ。同社は2004年に鉱区を取得、2005年1月に幅10m、金品位30g/tの鉱床捕捉を発表し、株価が大幅に上昇した。2005年夏には鉱量見通しとして、推定金量150tが報告され、2007年夏のプレFSの完成がアナウンスされていた。ところが6月18日に追加的な選鉱試験の必要性からプレFSの6か月の遅延を報告、また6月19日には一身上の都合とし、社長兼CEOのJohn Paterson氏が辞任していた。その一か月後、Southwestern社はBokaプロジェクトの金量がこれまでの同社発表を著しく下回るものになるとの見通しを突然発表し、第二のBre-X事件ではないかと騒がれていた。Paterson氏はその後、うつ病のため緊急入院しており、原因調査に協力できないまま現在に至っている。Southwestern社は中国のほかペルーに優良プロジェクトを有しておりNewmontとのJVもあるなど、有力探鉱企業のひとつとみなされていた。同社株価は鉱量誤認が公表された7月20日には54%暴落し2.90C$に、その後も下落に歯止めがかからず8月28日現在で1.70C$となっている。

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