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ニュース・フラッシュ

2007年9月11日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・民間鉱山会社の生産コスト、2007年度上半期に16%上昇

 9月4日付け地元紙は、2007年上半期の民間大鉱山会社の生産コストが2006年同期比16%増となったと報道した。銅価格の高騰により、鉱山会社は2007年上半期に軒並み歴史的な収益を計上したが、生産コストも大幅に上昇した。
 コスト上昇の主要因はエネルギーコストの上昇である。供給カットが続いているアルゼンチン産天然ガスを利用している大北部連結発電システム(SING)から買電して操業しているチリ北部の鉱山会社は、安定した操業を続けるためにコストの高いディーゼルによる発電を行なった。また、CODELCOとEscondida鉱山のように電力会社Gasatacamaが破産するのを防ぐため、投資を余儀なくされた例もある。
 銅価格の高騰により鉱山会社が今まで採掘できなかった低品位鉱を採掘し始めていることも、重要なコスト上昇要因である。また、銅価格が上昇すると、人件費だけでなく火薬、トラックのタイヤ、工業用水等々、銅生産工程に用いる資材の多くも上昇する傾向にある。
 コスト上昇率が最も高かった鉱山として、Antofagasta MineralsのEl Tesoro鉱山(49%増)、Barrick GoldのZaldivar鉱山(40.7%増)、XstrataのLomas Bayas鉱山(34.3%増)を挙げることができる。

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