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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年9月11日 北京 土屋春明

中国・国家発展改革委員会、紫金山金・銅プロジェクトの開発計画を承認

 安泰科によれば、国家発展改革委員会は紫金鉱業集団株式有限公司の紫金山金・銅プロジェクトの開発計画を承認した。本プロジェクトの開発規模は金鉱床の採掘量を現在の1,485万t/年から3,750万t/年に引き上げ、銅鉱床は坑内掘りから露天採掘に変更し、その採掘量を660万t/年にする。年間金、銅生産量(金属量)は、それぞれ現在の12t、6,800tから16t、1.6万tに引き上げる。主な建設工事は、露天掘り工事、選鉱場の増設などである。
 紫金山金・銅鉱床は、1980年代に発見された大規模鉱床で、標高600m以上は金鉱床、それ以深は銅鉱床である。紫金鉱業集団株式有限公司の親会社である紫金鉱業公司は1993年から金・銅鉱床上部の金鉱体の露天掘り作業、2003年からその下部の銅鉱体の坑内掘り作業を実施していた。現在、本鉱山の金鉱石採掘量は4.5万t/日、銅鉱石採掘量は1万t/日である。
 本鉱床の採取率は低く、品位0.2~0.4%の銅鉱石は採取できない。そのため、紫金鉱業集団株式有限公司は上部金鉱体の採掘量を拡大し、その後下部銅鉱床の採掘を坑内掘りから露天掘りに変更し、銅鉱床の採掘量を拡大する開発プロジェクトを計画した。金鉱石は堆積リーチング法、銅鉱石はバクテリアリーチングを採用し、金埋蔵量63%を占める低品位金鉱石(金0.2~0.5g/t)と銅埋蔵量59%を占める低品位銅鉱石(金0.2~0.4%)を回収する。本プロジェクトを実施することにより国内の金、銅鉱石の供給が増加するばかりでなく、低品位な金・銅鉱石の有効利用も図られることから本プロジェクトは国内の低品位金・銅鉱石の利用についてのモデルになる。

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