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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2007年10月8日 シドニー 久保田博志

フィリピン・Didipio金・銅プロジェクト(OceanaGold社)と地域問題

 OceanaGold Limited(本社メルボルン、以下OceanaGold社)は、同社のDidipio金・銅プロジェクト(フィリピン)に対して地域住民らが、鉱山操業による農地への汚染の恐れがあるとして、鉱山への水の供給を遮断するなどの問題に直面している。
 地域住民らは、OceanaGold社に対して「鉱山周辺の地域への大多数への保障ではなく、100%の保障を行うこと」を主張している。この活動には、地域社会の支援・発展を目的としたNGO団体Oxfam Australia(本部メルボルン、以下Oxfam)の支援を受けている。
 Oxfamから提出された「同社が地域社会に対して十分な情報開示を行っていない」などを内容とする報告書に対して、OceanaGold社は、10月1日、「Oxfamの主張は我が社の多方面にわたる活動を無視するものである」とOxfamの主張を強く否定するコメントを発表している。
 財政技術支援協定(FTAA)のうえでは問題はないことから、同プロジェクトの進捗が停滞することはないが、OceanaGold社は、諸許可取得に必要な計画の修正と地域農民の移転などに多額の資金を支払いを行うことになると見られている。
 OceanaGold社は、Didipio金・銅鉱山を2009年から露天採掘による生産を開始し、約15年間操業する計画である。

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