閉じる

ニュース・フラッシュ

2007年10月30日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・Antofagasta州地方環境委員会、Pampa Colorado揚水プロジェクトを拒否

 10月25日付け地元各紙によると、Antofagasta州の地方環境委員会(COREMA)は、10月24日に開かれた会合においてEscondida鉱山のPampa Colorado地下水揚水プロジェクトを満場一致で拒否した。会合に出席した生態学者や地元原住民団体は、同プロジェクトはSan Pedro de Atacama地区のエコシステムに重大な影響を及ぼす可能性があるとし、同プロジェクトに反対する意向を示した。
 同会合終了後、Escondida鉱山の渉外担当部長であるPedro Correa氏は、Escondida鉱山は当地で長期に渡る活動を続けており、地元の環境保全を約束している。当計画は法的及びチリ国家環境委員会(CONAMA)の承認と共に、社会的承認の上に成立するとコメントした。
 Escondida鉱山が提案したプロジェクトは投資額300百万US$で、Aguas Calientes及びTuyajto湖地区に25~35の揚水井戸を設置し、1,028ℓ/秒の地下水を20年間に渡り採取する。また、鉱山までの送水に190kmに及ぶ送水管が設置されるが、その経路には考古学的に重要な54地点が含まれる。
 同鉱山は現在Coloso港にある海水淡水化プラントから525ℓ/秒の水を、海抜3,000mにある銅山に送水しているが、同プラントを上回る規模の淡水化プラントの建設の可能性も検討している。Correa氏は「我々はPampa Coloradoの水が環境を壊さず利用可能である場合に限り計画を実行する。当プロジェクトが条件を満たせないのであれば、先へ進むための別の手段を探す方針である。」と語った。

ページトップへ