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ニュース・フラッシュ

2007年11月19日 サンティアゴ 菱田 元

アルゼンチン・San Juan州、鉱業ロイヤルティ税率引き上げを検討中

 11月13日付の地元業界紙によると、アルゼンチンSan Juan州当局は鉱業ロイヤルティを現行の3%から5%に引き上げ、売上げに基づいてロイヤルティの割合を計算することを提案したと同州のDiario de Cuyo紙が報道した。
 「今日メタル価格は好調であり、私の個人的意見ではロイヤルティは最大で5%まで上げるべきである。」とSan Juan州のJose Luis Gioja知事は答えた。Gioja知事はロイヤルティ引き上げの支持者の一人である。
 Gioja知事によると「現在は鉱山会社の支出をチェックしなければならないが、今後は売上に直接働きかけるべきだ。」と言及した。Gioja知事は既に獲得された権利はこの提案の対象外であるとし、新しい規則を既に活動している鉱山ベンチャー企業へ適用することは不可能で、これらには引き続き現行スキームで対処していくべきことを明らかにした。
 この新提案により影響を受けないプロジェクトは、カナダのBarrick Goldが手がけるVeladero金鉱山とPascua Lamaプロジェクト、カナダのYamana Gold社によるGualcamayo金プロジェクト、そしてIntrepid Mines社のCasposoプロジェクトである。
 生産開始時にこのロイヤルティ引き上げ案の影響を受けるであろう探鉱プロジェクトのうち主要なものとしては、XstrataのPachon、豪州Minera IRL社のJaguelito、Tenke Mining社の子会社Deprominsa社によるLas FlechasとVicunaプロジェクト、米国Narrow社のLa Ortigaプロジェクトが挙げられる。
 ロイヤルティ引き上げをSan Juan州で実現させるためには、アルゼンチン連邦国会が現行のロイヤルティを変更する法案を可決する必要がある。
 現在San Juan州では操業中のVeladero鉱山からのみロイヤルティ収入がある。

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