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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2007年11月19日 サンティアゴ 菱田 元

ブラジル・MST抗議者CVRDのCarajas鉄道の占拠を解除

 11月8日付の地元業界紙によると、ブラジルPara州の非土地所有者団体MSTの抗議者が、木曜日(11月8日)の午前中に、CVRDの操業するCarajas鉄道(EFC)の占拠から撤退したと同社が発表した。この1か月で3回目となる占拠(侵入)が前日に行われていた。
 鉄道は木曜日(11月8日)に動き出すことになっているが、旅客輸送は土曜日(11月10日)に再開する予定である。EFC鉄道は毎日約1,300名の人員及び25万tの鉄鉱石を輸送すると同時に、Para州南東部の都市への燃料輸送も担っている。抗議者は鉄道沿いにキャンペーンを繰り広げており、「このことが引き続き地域の不安定要因となっている」とCVRDは述べた。
 11月12日付の地元業界紙は、証券会社Planner Corretoraのアナリストのコメントとして、この抗議運動がCVRDの操業に大きく影響する可能性は低いと伝えた。「この抗議運動が操業に著しく影響を与えることはないが、第4四半期の鉄鉱石輸送に若干の影響を与え輸送量が減少するかもしれない。」とアナリストは語った。
 CVRDは2006年カナダ・ニッケル鉱山会社のIncoを買収して多角経営の基盤を整えており、ブラジル国内の鉱業資産に頼りすぎないCVRDの戦略は、この種の事件から同社を守るであろうとアナリストは付け加えた。

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