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ニュース・フラッシュ

2008年1月19日 ロンドン フレンチ香織

欧州:ECHA(欧州化学物質庁)、REACH規制対象となる化学物質の予備登録リストを公開

 ECHA(欧州化学物質庁)は12月19日、2008年6月1日~12月1日に開設したREACH規制の予備登録の結果、65,000社によって予備登録された化学物質約15万種を公開した。(予備登録リストの公開HP:http://apps.echa.europa.eu/preregistered/pre-registered-sub.aspx)
 なお、REACHの施行計画では、本発表は2009年1月1日が期限であったが、同庁の予備登録手続きが順調に進行しているため、予定より早く発表された。
 予備登録期間に申請された化学物質は、同庁の予想をはるかに超える275万件に上り、今後も今回の予備登録リストの見直しは継続され、リストが更新される予定である。また、予備登録リストには、EINECS(欧州既存化学物質)とELINCS(新規化学物質)が合わせて約105,000種、加えて、どちらにも属さない化学物質45,000種が記載されている。今後、同庁が予備登録リストを審査し、これらの化学物質がREACH対象の化学物質かどうか、そして、使用・含有量によってREACHの対象となるかどうかが考査された後に企業へと発表される予定である。
 当ロンドン事務所にて、予備登録リスト公開に対する各金属コンソーシアムの反応を調査したところ、鉛コンソーシアムは、「今回の予備登録リストの公開は、現在のコンソーシアムの活動に何ら影響が無く、鉛コンソーシアムが、REACH登録の際に“必要なDossier(技術書類)”を対象となる化学物質は、元来の14種のままで対応する。」と述べ、また、「企業間では、予備登録リストにも掲載された粗鉛(ブリオン)等の中間物30種も、コンソーシアムの“Dossier”対象にして欲しいと要請があるが、鉛コンソーシアムは現在のところ、対象としない。」と述べている。これは、貴金属コンソーシアムの回答と同様、コンソーシアムが対応する化学物質リストを変更するためには、コンソーシアム内のConsortium Technical Advisory Panelからの査定が必要となり、また、会員メンバーからの承諾も必要となるため、直ぐに変更することは不可能であるからである。なお、各コンソーシアムが代表してREACH規制の登録の際に必要な“Dossier”を作成すべき化学物質のリストは、Eurometauxが作成したREACH Gatewayにも公開されている。
 (REACH Gateway:www.reach-metals.eu)

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