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ニュース・フラッシュ

2008年2月5日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:電力会社GasAtacama社は調停敗訴後に鉱山会社と交渉

 1月29日付の地元業界紙は、保証調停局SVSの管理文書によると、電力会社GasAtacama社はチリ電力グループEmeiがAntofagasta、Iquique、Aricaにおいて経営する電力供給会社との間の電力供給契約を維持しなくてはならない、と保証調停局のRicardo Peralta Valenzuela氏が判定を下したと報じた。
 GasAtacama社は、チリ北部の銅鉱山地帯でディーゼル発電が増え発電コストが急騰したため、契約を放棄する道を探っていた。GasAtacama社が、電力供給会社3社との残り4年間の電力供給契約を続けた場合、毎年6億5,000万US$の赤字が出ることが見込まれている。
 この赤字による破産を回避するため、GasAtacama社を所有するEndesa社とSouthern Cross社は、Emei社と残り48か月間の契約を続けた場合生じる赤字補填について、地方の鉱山会社と交渉中である。破産申請した場合、チリ北部連結システムの電力会社Edelnor社、Electroandina社、AES Gener社の3社は、Emeiの供給契約の責任を部分的に負わなければならず、更に地方鉱山会社は電力コストの増加分を支払わなければならない。
 Emeiの電力供給価格は調整されており、ディーゼル発電の高いコストに見合うように上昇させることはできない。

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