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ニュース・フラッシュ

2008年2月19日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:GNL Mejillonesが1.1GW発電の環境許可を受ける

 2月11日付の地元業界紙によると、多国籍企業Suez Energy International(SEI)とチリ国営CODELCOによるJV企業体GNL Mejillonesは、Mejillonesの北部港にLNG再ガス化プラントを建設するための環境許可を得たとのことである。
 輸送船が停泊する桟橋とLNG基地の建設は数か月以内に始まり、ガスの供給は2009年末又は2010年初頭に開始することを予想している、とJV企業体は発表した。発表によると、この基地は一日当たり550万m3のLNGを受け入れることができ、これにより1.1GWの電力発電が可能となる。
 このプロジェクトではLNG貯蔵のために従来型のLNG運搬船を用いる予定で、この運搬船によるLNG供給はSuez Global LNG社が担当するが、2010年より3年間のLNG供給契約は既に締結されている。BHP Billiton、Escondida鉱山、Collahuasi鉱山、El Abra鉱山、CODELCOの各々はJV企業体とガスの売買契約を取り交わしており、これにより2010年から3年の間必要となる電力供給がカバーされる。
 海上タンカーに代わる陸上ガス貯蔵基地の建設等、本プロジェクトの第2フェーズに係る決定事項については、2008年末までに合意する予定である。
 JV企業体はこのプロジェクトに約5億US$を投資しており、アルゼンチンからの天然ガス供給制限の中にあって、このプロジェクトはチリ電力システムのうち大北部連結システム(SING)の電力確保を確実なものとするであろう。2009年後半にこの発電プラントの操業が開始されればSINGのタイトな電力供給は改善されるはずだ、とチリのMarcelo Tokmanエネルギー大臣は1月に述べた。

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