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ニュース・フラッシュ

2008年3月25日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:Pascua Lamaプロジェクトの委員会発足提案が国会で否決される

 3月20日付の地元業界紙によると、カナダBarrick Goldが開発中のPascua Lama鉱山プロジェクトの環境影響を調査するための特別委員会を発足させる提案が、チリ下院国会において可決に必要な定足数に満たず否決された。3月18日の会期でこの提案可決には48票を必要としていたが、賛成票38、反対票1、棄権2との結果であった。
 Pascua Lama金-銀プロジェクトはチリとアルゼンチンの国境沿いに位置し、両国の環境団体及び地域住民による厳重な監視下に置かれている。このプロジェクトは環境に関係した複数のセクターの許認可待ちの他、税金等財政についての論争も決着していない。
 Barrick Goldが発表した直近のデータでは、Pascua Lamaプロジェクトは生産開始後5年間の生産量で金75~77.5万oz/年、銀3,500万oz/年、キャッシュコスト40~50US$/oz、資本的支出(capex)23~24億US$の計画となっている。しかし、その後同社は、鉱業界全体のコスト上昇により生産開始までにcapexは約15%増加するであろうと述べている。

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