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ニュース・フラッシュ

2008年3月31日 バンクーバー 武富義和

米国:Asarco、資産売却に目途

 再建中のAsarcoは、裁判所の裁定により親会社であるGrupo Mexicoが資産売却に反対したとしても、資産売却が可能となったと発表した。
 Asarcoは、2005年8月に破産しており、先ほど10回目の再建計画提出延長を認められたところであった。今回資産売却入札実施が裁判所により承認されたことから、環境、石綿被害賠償への対応が始まることになる。
 入札候補者としては、Hannibalを買収したニューヨーク本社のMatelin Patterson Global Advisors社、オハイオ本社のOrmet社、スイスのGlencore International社などが上がっている。
 Asarco LLC社は、Grupo Mexicoの子会社として、米国南西部において、年間銅27万t、亜鉛14万t、銀900t程度を生産している。一方、同社及び子会社は、95,000件に及ぶアスベスト他の訴訟に直面しており、また、環境浄化費用として、連邦政府、16の州、2つのアメリカインディアン部族に60億$に上る負債があり、これが、2005年の米連邦破産法第11条の適用申請の主な理由となっている。

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