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ニュース・フラッシュ

2008年4月30日 リマ 西川信康

ペルー:Cerro de Pasco移転計画が進展

 業界紙等によると、国会の社会環境委員会は、パスコ県の県庁所在地Cerro de Pasco市の移転に関する法案を承認した。同法案は、1971年から現在に至るまで鉱山操業が行われているCerro de Pascoの深刻な環境被害を理由に、移転が提案されているもので、保健省によれば、同市のQuiulacicha地区やChampamarca地区の幼児や妊婦の89.2%で高い血中鉛濃度が確認され、そのうち22%が深刻な状況にあるという。
 パスコ県のリベラ知事によれば、法案は民意を反映したものであり、移転先は現在のCerro de Pascoから20kmほどの場所で移転開始から完了までは20年を要するが、最終的な決定はパスコ県の住民と共に行いたいとの考えを示した。
 Cerro de Pascoは、ペルー亜鉛大手Volcanが所有している鉱山で、2007年の亜鉛生産量は、149,821t(ペルー第3位)となっている。

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