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ニュース・フラッシュ

2008年5月6日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:Escondida、2008年第1四半期の収益でCODELCOを抜きチリのトップとなる

 4月30日付け地元各紙の報道によると、2008年第1四半期のチリの収益ランキングに於いて、EscondidaがCODELCOを追抜き第一位となった。CODELCOは4月29日に、2008年第1四半期に同社が得た収益は前年同期比11.5%増の1,599百万US$を計上したと発表した。一方、同日に発表されたEscondidaの収益は、前年同期比49.4%増の1,923百万US$を記録し、CODELCOを324百万US$も上回る結果となった。両者の収益増は、主に記録的上昇を続けている銅価格によるものである。LMEの3月31日付けの銅平均価格は、2007年同期の平均価格2.69US$/lbを30.7%上回る3.52US$/lbを記録した。
 CODELCOとEscondidaとの決定的な違いは生産コストにあり、Escondidaがコストを0.68US$/lbに抑えたのに対して、CODELCOのコストは前年同期比60%増の1.91US$/lbと更なる上昇を見せた。これに対し、CODELCOのArellano総裁は「エネルギーコストなどの上昇も影響しているが、コスト上昇の一番の原因はドル安・ペソ高の為替がコストを上昇させる結果となった」と説明した。
 2008年第1四半期の銅生産量は、Escondidaが前年同期より13.4%減の334,000tで、CODELCOは3.8%減の347,000tであった。CODELCOの場合、第2四半期に入ってからも現在までに100百万US$の損失を出しており、下請従業員のストライキにより更に減産すると予測されている。

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