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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル ニッケル
2008年5月6日 ジャカルタ 池田 肇

インドネシア:南ハルマヘラ県、PT ANTAMからObi島のニッケル鉱区を取消か

 地元紙によれば北Maluku南Halmahera県は5月2日、国営鉱山企業PT AntamからObi島のニッケル鉱業権を取消す方針を明らかにした。Muhammad Kasuba県知事は、PT Antamは2001年にニッケル鉱業権(KW.97PPO464:有効期限2028年3月10日)を取得したが、商業生産の遅れを取消しの理由に挙げている。一方、同県地方評議会のYusman Arifin 議長は、本件について、評議会も同意した経緯はあるが、その後、PT Antamによる鉱業活動を承認したため、県に対し撤回を要請したと説明している。PT Antamの法務担当Dharma SetiawanはPT Antamは過去、規定に違反することなく鉱山活動を行っているとした。PT Antamは、Obi島で中国Tsingshan Holding Groupとニッケル銑鉄プロジェクトを推進することで基本合意しており、2008年末までにFSを完了させる計画で作業を行っているが、県による鉱業権の取消は、これらにも影響する。インドネシアでは、1999年、地方自治法の施行により、鉱業許認可権は中央政府から地方政府へ委譲されたが、外国鉱業投資家は、地方政府による鉱業許認可権の乱用に危機感を抱いており、南Halmahera県による鉱業権取消のニュースは、地方分権で混乱する事態の深刻さを象徴するものとなっている。

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