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ニュース・フラッシュ

2008年5月16日 リマ 西川信康

ペルー:初代環境大臣にブラック氏が就任

 業界紙等によると、ガルシア大統領は5月16日、環境省設立委員長を務めたアントニオ・ブラック氏を初代環境大臣に任命した。ブラック氏はドイツ系ペルー人で、スリナムやギアナ、ベネズエラ、エクアドル、ボリビア、ペルーにおける国連のプロジェクトを担当したほか、環境保護活動に関する受彰、著作を数多く有する。また、Rio Blancoなど大規模鉱山を対象とした環境調査コンサルタントとしても活動してきた。
 ブラック環境大臣は、環境省が優先的に対応する5つの課題を①生活・産業廃水処理、②大気浄化、③固形廃棄物処理、④休廃止鉱山鉱害対策、⑤非合法零細鉱業管理とし、特に廃水問題に関しては全体の75%が河川や海洋に直接廃棄されている現状を改善するべく自治体と共に取組んで行きたいとコメントした。また、環境大臣の下に自然資源戦略開発次官、環境政策次官が任命されるほか、気候変動対策局、環境保全局などが設置される見通しである。
 さらに、傘下機関としてOEFA(環境評価監査局)、環境市民教育事務所、国家自然保護地域サービス局を設置する方針となっている。
 同大臣は、小規模で能率的な組織作りを目指したいとし、地方事務所を設置せず、地方自治体や市民団体と直接関わっていくことで同省を中心に一貫性ある環境行政を行う方針を示した。
 なお、ガルシア大統領は、ドイツ環境省は世界でも模範的なレベルにあるとし、ペルー環境省の組織作りや活動計画に関して、ドイツの専門家ミッションによる協力を得ることを明らかにしている。

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