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ニュース・フラッシュ

2008年5月26日 ジャカルタ 池田 肇

インドネシア:国防相、Krakatau Steelの民営化はIPO(新規株式発行)を要請

 地元紙によればインドネシア国防相は5月22日、Susilo Bambang Yudhoyono大統領との会見の後、国営製鉄企業Krakatau Steelの民営化問題に関し、インドネシアにおける軍事・兵器産業を戦略的に維持していくためには、外国製鉄企業への戦略的売却ではなくIPOによる民営化が望ましいとの見解を明らかにした。同国防相は、Krakatau Steelの株式売却には、Arcelor Mittal(本社:ロッテルダム)、Tata Steel(本社:ムンバイ)、豪州Blue Scope Steel(本社:メルボルン)など鉄鋼大手が関心を示しているが、Krakatau Steelはインドネシア最大の鉄鋼メーカーであり、国家安全保障の観点から、政府が支配力を残せる形での民営化が不可欠でIPOによる資金調達が有利であり戦略的であると述べた。また、外国製鉄企業への売却は、従業員500~1,000人が解雇される可能性があるとこれに反対した。Krakatau Steelの年間粗鋼生産能力は250万tである。

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