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ニュース・フラッシュ

2008年5月26日 ジャカルタ 池田 肇

インドネシア:Rio Tinto、鉱区重複問題で鉱業権の取消しを司法に要請

 地元紙によればRio Tintoは5月26日、中央政府との間でCOW(鉱業事業契約)交渉を行っているLasamphala地域において新たな鉱業権が設定されたとして鉱業権の取消しを求める訴訟を中央Sulawesi管理裁判所に提訴したことを明らかにした。Lasamphala地域は、Morawali、Konaweの両県の県境に位置するが、現地情報によれば、Morawali県政府は、Lasamphala地域に重複する地域において、Bintangdelapan Groupに5件の鉱業権を発行し、かつ同groupから新たに3件の鉱業権の申請を受理、また、Konawe県政府もBintangdelapan Group各社(PT Panca Metta、PT Meltapratama Perkasa、PT Bintangdelapan Wahana、PT Bintandelapan Mineral)から7件の鉱業権の申請を受理し、近日中に発行されるという。エネルギー鉱物資源省鉱物石炭地熱総局Bambang Setiawan官房長官は、COW鉱区内の鉱業権の重複問題は、投資調整庁及び内務省が仲介し協議するとしているが、今回の訴訟は、Rio Tintoが、インドネシア鉱業において顕在化する鉱業権の重複問題に関し、初めて司法の判断を求めたもので今後の進展が注目される。Bambang Setiawan官房長官によれば、Rio TintoのCOW交渉は、鉱区の重複問題を解決しない限り議会で承認されることは困難で早期に解決しなければならない問題と述べている。Rio Tintoの渉外担当部長は、Lasamphala地域は1999年に中央政府との基本的合意を受けて、2001年、中央政府との間でCOW交渉を開始しているが、その合意は現在も有効であり、いかなる者も鉱業権の設定は許されないとして必要に応じて最高裁判所まで上告する用意があると述べている。

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