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ニュース・フラッシュ

2008年5月27日 サンティアゴ 菱田 元

ブラジル:鉱山動力大臣はウラン探鉱の国家独占終結に前向姿勢

 5月19日付の地元業界紙によると、ウラン探鉱の国家独占を止めれば、ブラジルはウラン埋蔵量で世界第2位になる可能性があることがブラジル鉱山動力省の研究により明らかになったとIBRAM(ブラジル鉱業協会)が報告した。
 ブラジル鉱山動力大臣Edison Lobao氏は「ウラン探鉱市場の民間投資への開放提案は下院議会の司法憲法委員会で先週否決されたが、それにもかかわらず政府の重要議題の一つである。」と述べた。「我々は原子力発電の比重をこれから増やそうとしている段階にあり、ウラン原料処理に係る事項についてより迅速に取組まなくてはならない。」とLobao大臣は語った。IBRAMによると、世界のウラン埋蔵量330万tのうちブラジルは6.7%を保有している。
 ABEN(ブラジル原子力エネルギー協会)のKuramoto情報課長の談話は次のとおり:
 ウランは、しばしば他鉱物の探鉱中にも発見されるが、政府の独占が民間企業に障壁を生じている。民間鉱山会社はウランの探鉱や回収を禁じられているため、ウラン随伴鉱床から他鉱物を開発することもできない。一つの解決方法は、探鉱の国家独占は止め、ウラン使用に対する国の管理は維持することである。例えば、Valeが関心のある鉱物を抽出し、副産物としてウランをINB(国家原子力会社)に譲渡する、というやり方もある。
 IBRAM、Vale及び下院エネルギー鉱山委員会は、2007年よりウラン探鉱ガイドラインの柔軟性を要求している。

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