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ニュース・フラッシュ

2008年6月1日 ロンドン フレンチ香織

英:海洋資源開発に向け、大西洋南部Ascension島付近の海底20万km2の取得を国連に申請

 英国政府によると、英国は海洋資源開発を目的に大西洋南部に位置する英国領土Ascension島沖の海底20万km2の鉱区取得を国連議会に申請している。この申請は国連議会のCLCS(大陸棚限界委員会)によって8月に審査される予定であり、他国から本大陸棚は申請されていない。
 Ascension島より半径350マイル(563km)以内に在する起伏の多い海底には、広大な範囲に鉱物資源鉱床があると推測されている。大西洋中部の中央海嶺では、鉱液が噴き出て沈殿しているブラックスモーカーが確認されている。しかしながら、Ascension島周辺域の海底は一般的に太平洋での確認地域より深く、本海域での探鉱開発は現在の先端技術でも及ばないのではないかと懸念されている。
 英国は現在、Ascension島近辺のほかに南極近くのFolkland諸島、大西洋北部のRockall及びフランス、アイルランド、スペインと共同でBiscay湾の一部についても大陸棚限界の延長申請を提出している。また、アルゼンチン及びチリも南極沖の大陸棚の取得を計画しており、国連海洋法条約に基づいて各国が自国の大陸棚に関する情報を提出する期限が2009年5月に近づいているなか、世界全体、特に南極及び北極周辺の獲得競争が高まっている。

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