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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル ニッケル
2008年6月4日 シドニー 永井正博

PNG:Ramuニッケル鉱山開発プロジェクト延期の危機

 地元紙によると、18億A$を投資して、18か月前に開始されたPNG、MadangのRamuニッケル鉱山開発プロジェクトは、地方自治体、土地所有者グループの不満により、延期の危機に見舞われている。
 Ramu鉱山は、中国の治金建設公司(Metallurgical Construction Corporation、以下MCC社)によって開発されており、内陸でニッケル鉱を採掘し、精鉱は152km離れた海岸にスラリー輸送され、新設された埠頭から中国のニッケル製錬所に海上輸送されるプロジェクトである。
 同プロジェクトは、同じスラリー輸送される尾鉱をAstrolabe Bayの海底に廃棄する計画を提案しているが、Astrolabe Bayは、旅行者のダイビングスポットとなっているため、地方自治体、土地所有者のグループは、環境影響評価のレポートを提出するよう求めている。
 2007年2月には、David Tibu労働次官がRamuプロジェクトを訪問し、中国の開発会社が地元労働者の労働基準を守っておらず、かつ、プロジェクトは、FS、環境報告、開発提案書の提出なしに開始されたと述べた。
 本プロジェクトは、Michael Somore首相が10年間の無税を保証したプロジェクトであり、5月末にMadangで、Puka Temu鉱山大臣による正式なプロジェクト・レビューが始まったが、土地所有者と自治体の不満が大きく、4週間の延期となった。
 土地所有者は、もし、問題が解決されなければ、鉱山を閉鎖させると断言している。

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