閉じる

ニュース・フラッシュ

2008年6月11日 リマ 西川信康

ペルー:鉱山労働者への利益配当を巡り意見対立

 業界紙等によると、国会の経済委員会は、鉱山労働者に対する利益配当の上限(18か月)を撤廃するための法案審議を予定していたが、国民主義党議員の欠席による委員会の定数不足を理由に、審議が延期された。
 一方、デル・カスティージョ首相は鉱山労働者連盟と会談し、国民主義党が法案審議を行うべき時間帯にAncash県知事と会合していたとして同党の姿勢を批判するとともに、経済委員会は利益配当の上限を、撤廃でなく24か月に引き上げることを提案する旨明らかにした。これを受け、鉱山労働者連合は、国会が審議に必要とする時間を考慮し6月16日に予定していた無期限ストを6月30日に延期した。
 これに対し、鉱山が存在する地方の県知事らは、県に対する余剰利益の配当が失われることを理由に法案に対して根強く反対している。
 6月11日、アンカッシュ県のアルバレス知事は、鉱山労働者への利益配当増加法案への反対を表明する目的で、アンカッシュ県のパン・アメリカンハイウェー429km地点から446km地点までの道路封鎖を宣言し、実行された。これにより、抗議行動を行う人々と警察との間で衝突が起こり、通行車両への投石・襲撃が行われ、複数の怪我人が発生した。抗議行動は、アルバレス知事の呼びかけにより午後、中止された。

ページトップへ