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ニュース・フラッシュ

2008年6月16日 メキシコ 小島和浩

メキシコ:Grupo MéxicoがASARCO社の権益維持のため総額41億US$の支払いを提案

6月13日付け業界紙等によると、Grupo México(GM社)はAsarco社権益を維持するため、総額41億US$の支払い提案を、テキサス州南管区破産裁判所へ提出した。同社の提案は、環境訴訟の原告を含むASARCO社の債権者へ、GM社が27億US$、ASARCO社の手元資金から10億US$を支払い、不足する場合にはGM社がさらに4.4億US$を用意するというものである。
ASARCO社はアスベスト訴訟や環境汚染に関する訴訟を受け、多額の損害賠償請求を抱えた。このため、2005年8月に親会社であるGrupo México(1999年にASARCO社を買収)が米国破産裁判所へ連邦倒産法第11章の適用を申請し、ASARCO社は同裁判所の管理下に置かれている。ASARCO社の会社更生手続として同社営業資産の入札が行われた結果、2008年5月末にSterlite Industries Ltd.(本社:ムンバイ)が、同資産を26億US$で買収することで最終的な合意に達していた。なお、本買収の成立には上記破産裁判所の承認が必要である。

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