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ニュース・フラッシュ

2008年6月23日 バンクーバー 武富義和

カナダ:世界のマイニング上位40社の売上高は増加するも、コスト上昇により減益

 PricewaterhouseCoopersは、6月17日、世界のマイニング上位40社の2007年売上高は前年比32%増加したが、コストが38%上昇したためマージンが減少したと発表した。
 時価総額は54%増となったが、伝統的鉱業国であるカナダ、豪州、米国、南アの各社は相対的に低下し、対照的に、鉱業新興国であるBRICs、南米の企業の割合が、2003年時点の14%から2007年には36%まで上昇している。なお、カナダ、豪州の会社も健闘はしており、TSX-V(トロント・ベンチャ取引所)上場のジュニア・カンパニー100社の時価総額は対前年比119%、豪州のトップ50社は122%の伸びとなっている。
 また、2002年以降の旺盛な投資、並びに、株主への配当増(2006年55%→2007年119%)により、キャッシュフローが不足気味であり、外部資金により手当を行っている。
 鉱業は、新興国の経済発展、金属商品の高価格維持により成長を続けているが、コスト上昇によるマージンの減少、熟練技術者不足により新たな供給増が見込めない状況となっている。このような中、成長を維持していくためには、CEOには3P(People、Power、Procurement)の調整に加え、PlanningとProject Management能力が求められている。

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