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ニュース・フラッシュ

2008年6月30日 バンクーバー 武富義和

カナダ:国内における競争・投資規制見直しに係る関係各社の意向

 連邦政府が設置した競争政策見直し委員会設置後、約1年が経過した。本件に関連し、地元紙は、特にウラン、鉱業に関し以下のような関係者の意見を聴取している。
 まず、ウランに関し、現行では、カナダ企業による事業主体が見当たらない場合を除き、外資は49%を上限とする規制がある。この規制に対し、Camecoは他国も同様もしくはそれ以上の規制があることから、現状維持を望んでいる。フランス系外資企業であるArevaは外資がカナダにもたらす便益について言及している。なお、今回の見直しに関連し、フランス、中国、インド等ウランの大量消費国の政府系機関は、カナダでのウラン資源への今後のアクセスに不安を抱いているが、それらの政府は相互主義を取入れる傾向にないのが現状である。
 鉱業について、外資に対する投資環境はオープンであるが、国内鉱業会社は許可の遅延、環境規制の不透明性について異議を唱えている。また、カナダ鉱業協会は、ベネズエラ、ロシアのような開放性、透明性に欠ける国については、当該国からカナダへの投資に対し審査を厳格に行うべきとの意見を述べている。その他、政治家は自国の資源に対するコントロールを失いつつあることを危惧している。

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