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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2008年7月1日 サンティアゴ 平井浩二

チリ:CODELCO総裁、銅機密法の廃止を要請

 6月24日付地元各紙の報道によると、CODELCOのArellano 総裁は、6月23日、Adolfo Ibañez大学とCESCO共催のセミナーに出席し、「CODELCOは銅機密法により輸出による売上高の10%を軍に納めることを義務付けられているが、同法が一日も早く廃止されることを望む。この法律が廃止されれば、CODELCOの投資の自由度が高まり、現在は採算性が低いとされているプロジェクトも実施することが可能になる。」と語った。
 Gonzalez鉱業大臣は総裁の発言を支持し、「銅機密法は廃止すべきで、法案が出来れば早急に検討を始めたい。」とコメントした。また、サンティアゴ大学経済学部のPattillo教授は、「本法律はCODELCOと民間鉱山会社との間に競争力の格差を生じさせており、廃止によりCODELCOの競争力は向上する。また、CODELCOを株式会社化し、一定比率の株式を民間資本に開放することも可能となる。」と述べた。これに対し、Vidal官房長官は、「銅機密法を廃止すれば、新たな財源を生み出すメカニズムが必要である。」と反対意見を表明した。
 銅機密法の廃止については、国会議員は与野党とも反対意見が殆どで、「銅機密法の廃止は予算法の改正を含めて慎重に審議する必要がある。このテーマをCODELCOの株式会社化や民間資本の導入と関連付けて論議しているが、CODELCOを株式会社化する場合も、100%国家資本の会社形態以外考えられない。」としている。

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