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ニュース・フラッシュ

2008年7月15日 シドニー 原田富雄

豪:アルミ生産者はコスト増の脅威にさらされる

 Alcoaの2008年第2四半期報告によれば、第2四半期における収益が546百万US$となり、第1四半期の303百万US$に比べ80%伸びたと報じた。
 しかしながら、2008年に入ってアルミナ生産に必要な苛性ソーダ価格が67%値上がりしたことで、同社の収益に影響を与えており、現地報道によれば、BHP Billiton及びRio Tintoも同様に影響を受けている。苛性ソーダの価格は、2008年上半期(1~6月)において550US$前後で推移していたが、最近になって、750US$にまで上昇した。
 一方で、Rio Tintoのアルミニウム製錬部門において自社発電によるエネルギー使用量の割合はAlcoaの19%、BHP Billitonの10%に対して48%である。世界的なエネルギー価格上昇の中でRio Tintoが優位な立場にあったが、最近の苛性ソーダの値上りからは逃れることができない。
 Citigroupによればアルミ価格は下期も上昇が予想されているが、アルミ生産者にとって、増加する生産コストに更に追われる形となろう。

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