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ニュース・フラッシュ

2008年7月21日 ロンドン フレンチ香織

南ア:Eskom公社、電力拡張計画を発表

 業界誌によれば、南アの電力公社Eskomは7月19日、最近の南アでの電力不足が主要鉱山をはじめ多くの企業が生産能力以下で生産していることに対処するため、3,430億Rand(※)(約450億US$相当)を投資し、発電能力の拡張を計画していると発表した。まず、現況の初期対応として、5年に亘って数10億Randを投資し、南ア国内の発電能力を11%増強させ、47,681MWとする予定である。
 この計画に伴って、南ア財務省は7月18日、2008~09年の財政年度は同社に100億Rand(13億US$相当)を融資すると発表し、3~5年間で600億Rand(78.4億US$相当)を出費する計画である。その他資金源として、Eskomの最高経営責任者によると、国内市場から約600億Rand(78.4億US$相当)、世界資本市場から約900億Rand(117.6億US$相当)の資金調達する計画がある。
 Eskomの先週の発表によると、現在は一般炭価格が高騰し、国内の電力不足を補うためにディーゼル発電を多く使用した結果、前年同期比86%減の営業利益となった。現在も南アでは電力不足のため、鉱山開発及び金属製造用電力は、所要電力の90%に制限され、クロムやフェロクロムなどの減産が続いている。なお、先週の南ア合金鉄会議によると、この現状は今後4年程度続く見込みと同社関係者は述べている。
(※Rand=南アの通貨 2008年1~6月平均レート7.653Rand/US$)

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