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ニュース・フラッシュ

2008年8月1日 リマ 西川信康

ペルー:Coricancha鉱山廃さい堆積場対策が進展

 業界紙等によると、7月18日に廃さい堆積場に複数の亀裂が生じ、崩壊の危険があるとして非常事態宣言が出されたCoricancha多金属鉱山が所在するSan Mateo de Huanchor区の区長は、住民の間で10月の雨季の到来を前に堆積場崩壊に対する危機感が高まっていると訴えた。
 同区長は、同鉱山を所有しているSan Juan社が合計40万tの廃さいの移設先となるChinchan堆積場の整備を進めていることに一定の評価を示しつつ、最終的な移転日はまだ決定していないとコメントした。
 一方、San Juan社は、現在までに13,330tの廃さいを仮移転先のExtencion Surに移動したことを明らかにした。同社によれば、現在Chinchan堆積場建設の許可をエネルギー鉱山省に対して緊急申請しており、Chinchan堆積場への移設完了には18か月を要する見込みである。
 また、同社は、廃さい堆積場崩壊の危険発生に関する責任は同社にはなく、堆積場が存在するTamboraque山上部に存在する農業地帯で大量の水が使用されたことが原因で、麓の堆積場に水が浸透し不安定化を招いたと説明している。

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