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ニュース・フラッシュ

2008年8月11日 ロンドン フレンチ香織

英:Lonmin社、Xstrataの50億£買収提案を拒否

 Xstrata(本社:スイス)は8月6日、現在の金属価格高騰をきっかけにプラチナ事業を拡大することを目的として、世界第3位のプラチナ生産のLonmin社(本社:英、LSE上場)に約50億£に相当する買収提案を発表したが、Lonmin社は「この買収額は、Lonmin社を低く評価する価格である。」と批判し、拒否する姿勢を示した。本提案は、Lonmin社1株あたり33£で買い取るという提案で、前日の終値の23.19£に42%のプレミアムを上乗せした価格であった。なお、この買収提案が発表される直前に、Xstrataは、Lonmin社のシェア8.03%をすでに取得している。
 Xstrataは銅、石炭、ニッケルの開発が主力であるが、2006年にFalconbridgeを買収したことによりプラチナ事業にも参入している。2007年11月のAnglo Platinum社とのMototolo共同開発プロジェクト(南ア)への参画、南アのEland Platinum社の10億US$での買収の他、本買収提案を発表した6日には、Nkwe Platinum社のBushveld複合岩体(特にEastern limb)の探鉱権益50%のオプション契約を締結する等、プラチナ関連事業を強化している。また、Xstrata Alloys社本社がWonderkopクロム事業を展開しており、事業統合によるシナジー効果も見込まれる。
 Lonmin社は、南アBushveld複合岩体に多くのプラチナ事業を有するが、近年では操業プロセス、製錬所の障害、ならびに南アの電力供給不足が原因でプラチナ生産が低迷し、2008年9月までの1年間のプラチナ生産は、前年に設定した生産目標の15%減となると予想している。この減産に加え、最近のプラチナ価格低迷もあり、最近2か月間は同社株価が下落していた。Xstrataの買収オファー後の7日には、Lonmin社の株価は、前日比47.7%増の34.26£へと上昇し、Xstrataの株31.67£(7日現在)より上回る結果となっている。

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