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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2008年8月25日 バンクーバー 大野隆幸

カナダ:金相場の下落がカナダ産金鉱山会社に与える影響

 2008年7月初旬に1,000US$/oz近くまで上昇した金相場は、その後、季節的調整により、最近では800US$/ozを割る水準まで落込み、遂に8月15日、NY証券取引所の金現物取引価格が約785US$/ozと2007年秋の約725US$/oz以来の最安値を付けた。
 この金相場の下落がカナダ産金鉱山会社(Yamana Gold社やGold Corp社)に与える影響について、証券アナリストの視点でのコメントは以下のとおり。
RBC Capital Marketsのアナリスト、Michael Curran氏:
 「Yamana Gold社については、他の産金会社同様、金需要が低迷する夏の終わりを向かえ、2008年後半にかけて金相場が再び上昇の勢いを取戻すことで恩恵を受けるだろう。2008年秋、あるいは2008年末には、魅力的な水準まで持ち直す。」「Gold Corp社についても、次の中核資産となるMexico Penasquito金・銀・鉛・亜鉛鉱山は、同社の収益とキャッシュフローを向上させるだろう。本プロジェクトの将来性は高く評価され、Gold Corp社の更なる成長が予想されている。」
 Credit Suisseのアナリスト、Anita Soni氏:
「健全な投資需要とともに世界経済及び米国経済の現状が金相場の上昇を下支えしている。更に、8月下旬から始まるインドの結婚式及び祝祭シーズンに向け、宝石類の需要が高まることでも、金相場が押し上げられる。2009年中に大手産金鉱山会社への仲間入りを目指しているYamana Gold社は、企業買収による総合効果を図っているところであり、同社の強気な成長計画もあり最も変動性の高い産金企業株の一つであり、株式市場が、他の大手産金株よりも敏感に反応している。」
 証券市場から見た両社の株価は現在の金相場の下落で割安感が出ていると分析しており、今後の両社の成長により株価は同業他社と比べて高まると予想している。

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