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ニュース・フラッシュ

2008年8月25日 シドニー 原田富雄

豪:原材料の高騰や資源価格の下落が高コスト鉱山を直撃

 世界規模での経済成長に伴う需要により、過去5年間に操業拡大や、新たなプロジェクト開発のために数十億A$もの資金が豪州鉱業セクターに投資されたが、結果として燃料、消耗品等のコストの急上昇をもたらすとともに、2008年3月から始まった亜鉛、鉛そしてニッケル価格の大幅な下落により、世界中の高コスト鉱山の操業に影響を与えている。特に豪州は豪ドル高によりその影響を大きく受けている。
 Periya Ltd.は、NSW州西部にあるBroken Hillの操業から440名を解雇することを発表した。これは2002年に始まった中国資源ブーム以来、最大規模の解雇のひとつで、直近二か月間のオーストラリアの鉱山における余剰人員解雇の中で最も大きなものであると地元誌は伝えている。7月には、Minara Resources社が、WA州にあるMurrin Murrin nickelの操業から約200名、Crescent Gold社も同州にあるLaverton Goldmineでの操業中止に伴い約150名の解雇を行っている。また、6月にはCBH Resources社がEndeavor鉱山で全労働者600名の約4割に当たる220名のレイオフを行っている。
 BHB Billitonの最高経営責任者であるMarius Kloppersは、中国の資源需要は中期的にも続くと予想しているものの、一方で西側諸国にあるいくつかの高コスト鉱山は操業停止をせざるを得ないだろうと述べている。

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