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ニュース・フラッシュ

2008年8月25日 シドニー 原田富雄

豪:Swan財務大臣は中国アルミ業公司のRio Tinto株取得を了承

 Swan財務大臣は、6か月の検討期間後、中国非鉄大手の中国アルミ業公司(Chinalco)のRio Tinto株取得に関し、外国投資審査委員会(Foreign Investment Review Board)の許可を与えた。これは、豪州政府の他の承認がなくとも、ロンドンの証券取引所に上場されたRio Tinto Plcの株式の14.99%まで取得できることを意味し、全て取得した場合は、Rio Tintoグループの11%に相当する。
 しかしながら、中国アルミ業公司に対して、政府への通知及び外国投資審査委員会の審査に基づく政府の承認なしにRio Tinto Plcの株式の15.00%以上、またはRio Tintoグループの株式の11%以上の取得を認めないこと、Rio Tinto Plc及びRio Tintoグループの株式が15%に満たない場合は、役員の指名ができないことといった条件が付されている。
 この決定に対し、中国アルミ業公司は豪州政府の付帯条件を受入れ、Rio Tinto Plcの株式の14.99%まで取得できる柔軟性を歓迎するとコメントした。
 また、Swan大臣は、このような外国政府関連企業が豪関連企業の株式を取得する場合、国家の国益(National Interest)の観点から注意深く検討すると述べ、中国アルミ業公司に付けた条件を含め、今後豪州の資源会社に対する外国投資に関して外国投資審査委員会がどのように対応するかについて少なからず影響を与えるだろうとした。例えば、中国の鉄鋼大手Sinosteelが、Midwestの58%の株式を取得した後、さらに鉄生産者Murchison Metalsの株式の取得許可について2008年初頭に申請したものの、外国投資審査委員会の許可は未だに下りていない。

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