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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2008年9月2日 サンティアゴ 平井浩二

チリ:Gabriela Mistral(旧称Gaby)銅山、2008年中はCODELCOが100%所有

 8月25日付地元紙によると、CODELCOは2008年中にGabriela Mistral銅山(SxEw)の権益を中国Minmetalsに売却する可能性は低いと発表した。Minmetalsは同山の権益49%を取得できるオプション権を保有しているが、これを2008年中に行使することが困難となった。
 現在、CODELCOはMinmetalsに対し、同山の権益49%を取得しない見返りとして、海外において共同探鉱を行う案を提示しているが、合意に至っていない。この交渉期限は11月とされており、交渉期限以後にMinmetalsが同山の権益49%取得のオプション権を行使した場合も手続に数か月を要す見込みであり、Minmetalsが権益を取得できるのは2009年以降となる。この結果、Gabriela Mistralの2008年の生産計画量80,000tはCODELCOの生産量として加算される。
【補足】
 CODELCOは同権益をMinmetalsに譲渡することに難色を示している。 Minmetalsとの契約は銅価高騰前の契約であり、CODELCOはMinmetalsに破格の条 件を出したとチリ国会等で批判されており、また、CODELCO労組も同権益を Minmetalsに売却することに大反対している。また、CODELCOの銅生産量は最近 減少傾向にあり、GMの生産量全量を加えないと2008年も前年から大幅減産とな るためCODELCOとしては何とかして同鉱山の権益100%を維持したい、それが無 理な場合でも、少しでもMinmetalsの権益を小さく抑えたいと考えており、 CODELCOはMinmetalsに対し、何らかの交換条件を与えて、オプション権を行使 しないように説得している状況と認識される。ちなみに4月、CODELCO総裁は、 「CODELCOそしてチリは、今まで一度交わされた契約は守る精神を貫いている。 そのため、CODELCOが交わした契約は遂行する。」と断言していた。(ニュースフラッシュNo.08-15(2008年4月16日付))

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