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ニュース・フラッシュ

2008年9月2日 サンティアゴ 菱田 元

アルゼンチン:法律家がMendoza州の鉱業規制法を憲法違反と批判

 8月27日付の地元業界紙によると、アルゼンチンMendoza州で鉱業活動におけるシアン、水銀、硫酸などの化学物質の使用を禁じているのは、鉱業部門に対し不公平で不利な状況を作り出していると天然資源・エネルギー事項を専門とする法律事務所の弁護士の見解が発表された。それによれば、プラスティック製造業などでも鉱業で使用が禁止された化学物質を使っているが、それら他業種には規制が適用されておらず、Mendoza州の鉱業活動を念頭に置いたこの法律は不公平である。
 Mendoza州で鉱業規制法が憲法違反であると申し立てた12件の訴訟が起されている。同弁護士はそのうち、6件の起訴を行った鉱山会社からの依頼を引受けている。それら企業にはカナダPortal Resources社の子会社Poral del Oro社、Minera Rio de Platga社、Tenke Mining社の子会社Deprominsa社、CNEA(アルゼンチン原子力エネルギー委員会)が含まれている。
 これらは個別訴訟のため、裁判所が鉱山会社の申し立てを認めた場合、勝訴した会社だけが対象の化学物質を使うことができる。同弁護士は、これら裁判は正しい方向への第1ステップであり、最終的には法律の修正そして撤回を目指していると述べている。
 この規制法が憲法違反としての訴訟が12件も起こされている事実は法律家の注目を集めており、また、Mendoza州のF.Perezインフラ・住宅・運輸大臣による「同州は鉱業を必要としている。」との発言も起訴側の追い風になっている。

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