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ニュース・フラッシュ

2008年9月8日 バンクーバー 大野隆幸

カナダ:Harper首相が下院を解散、総選挙(10月14日投票)へ

 カナダのStephen Harper首相(保守党:Conservative)は7日、Michaelle Jean総督に下院(308議席)の解散を要請し、10月14日に総選挙を行うと発表した。現政権は2006年1月の総選挙で第一党となり、自由党(Liberal)から13年ぶりに政権を奪還したが、当時の選挙では過半数の議席を得ることができず、他党との連立による厳しい政権運営を余儀なくされてきた。今回の選挙では、カナダの景気が減速傾向の中、経済の立直しや減税政策等、国民の声に真摯に取組んできた実績をアピールし、保守党による単独過半数確保を目指す。これに対し、野党第一党の自由党のStephane Dion党首は、京都議定書批准から離脱した現政権を批判し、連邦炭素税導入をはじめとする環境政策の充実を訴えて政権復帰を狙う構え。カナダ大手紙がまとめた9月4日現在の世論調査では、保守党37%、自由党24%、新民主党Jack Layton党首19%、ケベック連合のGilles Duceppe党首6%、緑の党のElizabeth May党首10%となっており、保守党主導の政権維持の公算は大きいものの、単独過半数議席獲得への目途は立っていない。なお、解散時の各党の勢力は保守党127、自由党95、ケベック連合48、新民主党30、緑の党1、無所属3、欠員4となっている。

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